消費税とは その1 消費税の仕組み

この記事では、数回に分けて消費税を基本から見直していきます。

この記事は、平成25年6月1日時点での法律に基づいています。

  1. 消費税の仕組みは?
  2. 消費税を負担するのは?
  3. どのように課税されるのか?
  4. どのように申告・納付されるのか?
  5. 納税事務の負担軽減について
  1. 基本的な仕組み

    消費税とは、消費全般に公平に課税する間接税のことを言います。国内における、ほとんど全ての商品の販売、サービスの提供及び、保税地域から引き取られる外国貨物を課税対象としています。ただし、特定の物品やサービスに課税する個別消費税(酒税・たばこ税等)とは異なります。

    2013年6月時点では、5%(うち1%は地方消費税)の税率で課税されています。消費税法が改正され、2014年4月に税率が上がる見込みです(2013年秋に決まる予定)。

    ちなみに、「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律」においては、消費税の税収は全て社会保障4経費に使われるとされています。効果的に使って欲しいものですね。

  2. 消費税を負担するのは?

    消費税とは、商品を消費したり、サービスの提供を受ける消費者が負担するものです。従って、消費税分は事業者が販売する商品やサービスの価格に含まれて、次々と転嫁されていきます。事業者が負担するものではありません。

    つまり、消費税を負担するは消費者、消費税を申告、納付するのは事業者ということになります。

  3. どのように課税されるのか?

    生産や流通の過程で2重、3重に消費税が課せられることのないよう、売上の消費税額から仕入の消費税額を控除する仕組みになっています。

    たとえば、製造メーカーが7,000円の商品を販売したとします。このとき、製造メーカーが納付する消費税額は、売上金額7000円の5%にあたる350円になります。
    次に、小売店が10,000円で商品を販売します。このとき、小売店が納付する消費税額は、売上金額10,000円の5%にあたる500円から、仕入金額の5%にあたる350円を引いた150円になります。
    10,000円で商品を購入した消費者は、500円の消費税を負担します。

    このように、消費者が負担した消費税500円は、小売店(150円)と製造メーカー(350円)で分担して申告・納付することになります。

  4. どのように申告・納付されるのか?

    納税義務者は、生産や流通の各段階の事業者(製造、卸、小売、サービスなど)と、保税地域からの外国貨物の引取者になります。納税義務者は、所轄の税務署長に消費税及び地方消費税の確定申告書を提出し、消費税額と地方消費税額とを併せて納付する必要があります。
    また、直前の課税期間の確定消費税額に基づき中間申告・納付をすることになります。

  5. 納税事務の負担軽減について

    事業者の納税事務の負担等を軽減するため、基準期間の課税売上高が1,000万円以下の事業者は、免税事業者となります(事業者免税点制度)。また、基準期間の課税売上高が5,000万円以下の事業者は、課税売上高から納付する消費税額を計算する簡易課税制度が選択できます(簡易課税制度)。

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  1. ピンバック: 消費税とは その2 課税対象となる取引 | サクサクPC

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