決算書作成の流れ

この記事では、決算書を作成する流れを具体的にみていきます。

~前回の記事~

決算書の構成要素

1.勘定科目の増減で仕訳を記録

会社で起こった以下の取引1~4を、仕訳によリ記入します。仕訳のルールとは、増加すれば勘定科目をプラスし、減少すれば勘定科目をマイナスすることです。

  1. 取引1
    現金300万円を元手に会社を設立する。
  2. 取引2
    取扱商品100万円を仕入れ、60万円は現金支払い、残額の40万円は翌月末支払いの約束である。
  3. 取引3
    商品販促用のチラシ印刷代10万円を現金で支払った。
  4. 取引4
    すべての商品を150万円で売却し、100万円は現金回収、残額の50万円は、翌月末回収の約束である。
左右の高さは一致する。

左右の高さは一致する。

2.期末日の残高試算表を作成

事業年度の途中では多くの科目が増減しますが、決算書として最終的に報告すべき数字は各科目の最終残高です。そのため2回以上増減した科目は最終
的な残高がいくらであるのがを計算する必要があります。

例えば、現金は4回増減していますが、最終残高は330です。期末日の各科目の最終残高を一覧表にした書類を残高試算表(Trial Balance Sheek、T/B)といいます。

残高試算表(T/B)とは、左右の勘定科目の最終残高の合計額が一致しているかどうかを試算する検算表の役割を果たすとともに、決算書の大本ともなる書類です。残高試算表(T/B)の左右の合計額が一致しない場合には、仕訳や集計に誤りがあることになります。

step2

3.残高試算表を上下に分解

残高試算表を、左側は資産と費用の線で、右側は縄資産と収益の線で上下に切り分けると決算書ができあがります。上半分の資産・負債・純資産を一覧に
した書類が貸借対照表であり、下半分の収益と費用を一覧にした書類が損益計算書です。

そして、残高試算表を上下に分解するときの箱の高さの違いが利益です。
利益とは収益と費用の差額として損益計算書に計上されるとともに、貸借対照表の純資産のなかの利益剰余金を増加させる原因となります。

P/Lの当期純利益がB/Sの利益剰余金へ流れる。

P/Lの当期純利益がB/Sの利益剰余金へ流れる。


決算書作成の流れ” への3件のコメント

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