貸借対照表の読み方

貸借対照表」とは、一定時点における会社の「財政状態」を表わすものです。貸借対照表での一定時点とは、基本的には事業年度の末日(決算日)をいいます。

4半期決算や中間決算など事業年度の途中において貸借対照表を作成する場合は、その計算期間の末日における財政状態を表わします。このような財政状態を集計する日を「貸借対照表日」といいます。

貸借対照表日において、会社が所有する資産(プラスの財産)の額と、返済義務のある負債(マイナス財産)、それらの差額である純資産の額がいくらであるかを表示するものが貸借対照表です。

つまり、貸借対照表とは、決算日における会社のすべての財産の残高(Balance)表です。

資産には、現金、普通預金、当座預金、売掛金、製品、製品配達用の車両、製品を保管するための倉庫、店舖、土地、事務所を借りる際の保証金などが含まれます。

負債は、「法律的な支払義務を負っている債務」と正しい期間損益を計算するために、将来の損失や費用の支払に準備するための「引当金」という2つに
大きく区分することができます。

純資産とは、資産総額から負債総額を差し引いた残額なので、会社にとってまさに純額の財産といえます。

経営分析において、純資産(厳密には、「新株予約権」と「少数株主持分」(連結貸借対照表でのみ表示される項目)を除く)のことを「自己資本」ともいいます。純資産とは自分自身が出したお金であるため、原則として返済不要です。

また、資産の額は負債と純資産の合計額と同額であり、左右の金額が一致(バランス)します。そのため貸借対照表は、パランスシート (Balance sheet、略してB/S)と呼ばれています。

貸借対照表によって「どれくらいの資産を保有して商売をしているのか」「借金が多すぎないか」「すべての資産を売却して負債を返済すれば純資産はいくら残るか」といったことがわかります。

bs