パソコンを使っていると、突然動作が遅くなったり、変な動作をすることがあります。色々な原因が考えられますが、そのうちのひとつに「Cドライブの容量不足」があります。
ひとまず、Cドライブの空き容量を確認してみましょう。
- エクスプローラーを開きます。
- Cドライブを右クリックして、メニューからプロパティを選びます。
- Cドライブの空き容量を確認します。パソコンの使い方によって、千差万別なので一概に言えませんが、Windows7だと5GB~10GBくらい、WindowsXPだと1GBくらい空いていれば、とりあえず大丈夫でしょう。
以上の確認をしてみて、空き容量が少なかった場合、増やしてやる必要があります。これも色々なやり方があって一概に言えませんが、最初に確認すべきものを挙げておきます。
- デスクトップを整理整頓します。パソコンのデスクトップ上に動画ファイルなどを保存していませんか? デフォルトでは、デスクトップ上のファイルは全てCドライブになります。サイズの大きなファイルは、別のドライブに保存しましょう。
- 不要なファイルを自動的に整理整頓してみます。「ディスクのクリーンアップ」を押すと実行できます。
- ゴミ箱を整理整頓します。ゴミ箱に入っているファイルは、元の場所に戻すことができますが、保管のためのスペースをCドライブにとっています。ゴミ箱を右クリックして「ゴミ箱を空にする」を選択すると、削除することができます。
- 使っていないアプリケーションは、アンインストールします。これによって、あまり容量が空くことはありませんが、常に整理整頓しておいた方が動作速度の面でも有利になります。
その他にも、バックアップファイルの管理など色々な対処方法はありますが、ここでは一番基礎的なことに留めておきます。さらに詳しく調べたい方は、ググってみてください。
ちなみに、Cドライブって、なぜ「C」なんでしょうか? 昔から、パソコンの記憶装置のことを「ドライブ」と呼んだのですが、当時は「フロッピーディスク」という媒体が現役でした。
最近は見かけなくなりましたが、5インチや3.5インチといった規格の磁気ディスクに1MB前後のデータが保存できるもので、10年以上前のパソコンには必ずフロッピーディスクを使用できるドライブが付いていました。今でいうDVDディスクみたいなものですね。
そのフロッピーディスクのドライブには、AドライブやBドライブが割り当てられていたんです。その名残で、フロッピーが使われなくなった今でもドライブの割り当ては「C」から始まっています。