ISNA関数は、セルの値が「#N/A」であるかどうかを判別します。「#DIV/0!」などのエラーを判別したい場合は、ISERROR関数やISERR関数などを使ってください。
- ISNA関数とは
関数を使用していると、セルの結果が「#N/A」と表示されることがあります。これは「ノーアサイン」の略で、データが存在しないという意味になります。ISNA関数は、セルの結果が「#N/A」かどうかを判別します。「ISNA(テスト結果)」のように使います。
B1セルに
=ISNA(A1)
のように入力した場合、A1セルの内容が「#N/A」であれば、B1セルの結果はTRUEとなります。「#N/A」でなければ「FALSE」となります。ちなみに、A1セルはvlookup関数などの検索結果でも良いですし、キーボードから「#N/A」と入力しても判別してくれます。 - 使い方の例
Excelで資料を作成したとき、計算結果が「#N/A」などとなっていると見栄えが悪いときがあります。ISNA関数をIF関数などと組み合わせることによって、「#N/A」を表示しないようにすることができます。例えば、
=IF(ISNA(A1),””,A1)
のように入力した場合、A1セルの結果が「#N/A」であれば何も表示しません。「#N/A」以外のときは、A1セルの結果を表示します。この例では、A1セルの結果に対して処理を行いましたが、vlookup関数などの結果で判別することも可能です。
その場合は、 =IF(ISNA(vlookup(A1,B1:C5,2,false)),””,vlookup(A1,B1:C5,2,false))
のように入力します。検索対象や範囲などは、実際のシートのデータに合わせて変更してみてください。vlookup関数の結果が「#N/A」であれば、何も表示しません。