【Excel】Excel2003とExcel2010の違いをまとめました。

Excel2010になって、ずいぶん色んな機能が増えました。慣れればすごく便利なのですが、Excel2003を使っていて取っ付きにくいという人も多いのではないでしょうか? この記事では、Excel2010になって追加された新機能をまとめます。

Office2010で共通のものは別の記事にしましたので、そちらもご覧ください。

Excel2010の主な新機能

情報を分析したり、作業を効率化するための新機能や機能強化が行われています。主なものは下記のようになります。

  • ユーザーインターフェースの改善
    全体的にクリック数が少なく済むように見直されています。作業効率は大事ですよね。
  • 条件付書式
    書式パターンがより洗練されました。
  • スパークライン
    セルの中に小さいグラフを作って、データの傾向を細かく把握できるようになりました。
  • スライサー
    ピボットテーブルから、必要なデータだけを簡単に抽出できるようになりました。

では、詳細を見て行きましょう!

Excel2010の画面構成

Excel2010では、ワークシートのサイズが1048576行×16384列に拡張されました。Excel97-2003では65536行×256列でしたので、大きなデータだと使えないことがありましたが、Excel2010ならかなりのサイズまで大丈夫です。

ただし、パソコンのスペックが低い(メモリサイズが1GBなど)と、大きなデータでコピーペーストなどを行なった際にフリーズすることがあります。

また、Excel97-2003形式でシートを保存すると、65536行×256列の範囲外にあるセルのデータは失われてしまいます。その他にも、以前のバージョンで使用できない機能を使うと、Excel97-2003形式では保存されませんので注意しましょう。

  • 数式バーのサイズ調整
    Excel2003では、数式バーに長い式をいれると上の方のセルと重なってしまって、シートの上部が見えなくなっていました。Excel2010では、数式バーは1行のみとなり他のセルが隠されることがなくなりました。
  • ワークシートの挿入
    Excel2003では、シート見出しを右クリックして挿入を選択、ワークシートを選択して実行という、少々手間のかかる方法でした。Excel2010では、ワークシートの見出しのところをワンクリックで追加できます。これは地味に便利ですよ。
  • 表示倍率の変更
    Excel2003では、表示メニューからズームを選択、倍率を選んでいました。これが一発でいい感じにならず、何回かやり直したりするんですよね。Excel2010では、ズームバーを動かすだけで済みます。しかも、ズームバーの動きに合わせて倍率が変更されるので、一発でいい感じの倍率にできます。

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関数の入力

関数は、リボンから数式タブを選択すると、分類ごとに表示されるようになりました。たまに使う関数は忘れてしまいがちですが、関数名にカーソルを合わせると簡単な説明を表示してくれますので、いちいちGoogle先生に聞かなくても大丈夫ですね(^^)

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ページレイアウトビューと印刷プレビュー

改ページプレビューに加え、ページレイアウトプレビューが追加されました。ページレイアウトビューでは、用紙や印刷の向きなど印刷イメージを確認しながら編集できます。Excel2003の印刷プレビューで編集できるようなものです。これは大変便利ですね!

ページレイアウトプレビューへの切替は「表示タブ-ブックの表示」から行うか、シート右下のズームバーの隣にあるボタンを押してください。

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Excel2003のような印刷プレビューを使いたい場合は、Backstageビュー(ファイルタブ)で「印刷」を選択します。Backstageビューの詳細は、別の記事でもご紹介してますので、そちらもご覧くださいね。

グラフの作成

Excel2010では、グラフ作成ウィザードがなくなり、リボンから作成するようになりました。例えば棒グラフなら、グラフにしたいセルを範囲選択し、リボンから「挿入タブ-グラフ-縦棒-集合縦棒」するだけで、グラフが作成されます。

後からグラフの設定を変更したい場合は、グラフを選択するとリボンに「グラフツール」が表示されますので、そこから変更します。例えば、グラフの種類を変更するときは「グラフツールのデザインタブ-種類-グラフの種類の変更」を選択します。するとダイアログボックスが表示されますので、変更したいグラフを選びます。

主な機能をまとめますと、以下のような感じです。

  • デザインタブ
    行列の入替や、スタイルの設定を行います。
  • レイアウトタブ
    タイトルや凡例の設定を行います。
  • 書式タブ
    枠線の種類・色や構成要素の塗りつぶしなどの設定を行います。

条件付き書式の強化

Excel2010では、条件付き書式が大幅に強化されました。データバー・カラースケール・アイコンセットなどの機能追加のほか、1つのセルに設定できる条件が3種類から64種類に増えました。

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条件付き書式の指定は、「ホームタブ-スタイル-条件付き書式-ルールのクリア」で消すことができます。

    上位/下位ルール

    対象のセルを範囲指定し、「ホームタブ-スタイル-条件付き書式-上位/下位ルール」を選択すると、「上位10位以内の背景を赤にする」などの条件を設定できます。

    データバー

    対象のセルを範囲指定し、「ホームタブ-スタイル-条件付き書式-データバー」を選択すると、選択されたセルの値に応じて、セル内にデータバー(棒グラフのようなもの)が表示されます。

    例えば、1~10の値が入っているセルにデータバーを設定すると下記のようになります。使いどころは限られそうな気がしますが、グラフィカルな資料を作成したい方は試してみてはいかがでしょうか。

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    カラースケール

    対象のセルを範囲指定し、「ホームタブ-スタイル-条件付き書式-カラースケール」を選択すると、選択されたセルの値に応じて、セルの背景色が設定されます。

    例えば、1~10の値が入っているセルにカラースケールを設定すると下記のようになります。毎日の気温など、連続した値に使用するとグラデーションのようになって直感的な資料ができそうです。

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    アイコンセット

    対象のセルを範囲指定し、「ホームタブ-スタイル-条件付き書式-アイコンセット」を選択すると、選択されたセルの値に応じて、アイコンが表示されます。

    例えば、1~10の値が入っているセルに矢印のアイコンセットを設定すると下記のようになります。矢印の他にも色々なアイコンがあり、アイコンごとに細かい条件設定をすることも可能です。これも使いどころを選びそうですが、うまく使えればかっこいい資料が作れそうですね。

    WorkSheet

スパークライン

スパークラインを使うと、セル内にグラフを作成してデータの傾向をグラフィカルに表現できます。「挿入タブ-スパークライン-折れ線」を選択し、ダイアログボックスに対象となるセル範囲を指定します。

例えば、下記の図のようになります。一番右端のセルにスパークラインを設定しました。4つの値が折れ線グラフとして表示されています。表示されるグラフは小さいので、落差のの大きいデータには向きませんね。

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テーブル

Excel2003で登場した「リスト」の進化版が、Excel2007では「テーブル」と呼ばれるようになりました。Excel2010のテーブルは、さらに使いやすくなっています。特定のセル範囲を指定することで、並べ替えやオートフィルタが簡単に実行できるようになります。フィルタを使って、色でもデータを抽出することができるようになっています。

「ホームタブ-スタイル-テーブルとして書式設定」を選択するとテーブルを指定することができます。

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指定したデータに書式が設定され、オートフィルタがかかった状態になります。

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任意のセルに色を設定した状態で、「部署」をクリックすると「色で並べ替え」「色フィルター」が使用可能になっています。セルに色を設定していない状態だと、「色フィルター」はグレーアウトしていますので、ご注意ください。

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ピボットテーブル

Excel2010では、ピボットテーブル作成時のウィザードが廃止され、データイメージを確認しながらレイアウト設定を行うようになりました。また、フィルターが強化され、複数のデータを簡単に抽出できるようになっています。

注意点として、Excel2010形式で作成したピボットテーブルは、Excel2003で開くと読み取り専用になったり、設定した書式(ピボットテーブルスタイル)表示されなくなったりします。この場合、ブックをExcel97-2003形式で保存し、互換モードで開いてから、ピボットテーブルを作成します。(Excelの互換モードは、Excel97-2003形式で保存後、ファイルを開きなおすと有効になります)

スライサー

Excel2010のピボットテーブルには、新たにスライサーが追加されました。スライサーにより、ボタンをクリックするだけで簡単にデータ抽出ができ、視覚的にわかりやすく表示されます。

例として、下記ようなデータをピボットテーブルにしてみます。
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「挿入-テーブル-ピボットテーブル」を選択し、レポートフィルタに部署、行ラベルに氏名、値に社員番号(データ個数)をそれぞれ指定します。
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「ピボットテーブルツール-オプションタブ-並べ替えとフィルター-スライサー」を選択すると、設定用パネルが表示されます。抽出したいフィールドを選択し、OKをクリックします。
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最終学歴を選択すれば、選択されたデータでピボットテーブルの結果がフィルタされます。今回の例では、「営業部に所属している大卒の人数」というような集計ができるわけです。
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スライサーに対しては、複数のピボットテーブルまたはピボットグラフを接続し、同時に抽出することができます。その場合、スライサーを選択し、「スライサーツール-オブション-スライサー-ピボットテーブルの接続」を選択します。スライサーを削除する場合は、スライサーを選択してDeleteキーを押します。

以上、長くなってしまいましたが、Excel2003とExcel2010の違いをまとめてみました。ご参考になれば幸いです。

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