2012年に発売されたWindows8は、Windows7のカーネルをベースとしています。このため、デスクトップアプリの互換性は高いと言われています。しかし、WindowsXP以前のバージョンはどうでしょうか? 今回の記事では、Windows8の互換性についてまとめてみました。
- 互換性への取り組み
- 互換性情報サイトとホワイトペーパーのリンク集
- デスクトップアプリケーションの移行
- 互換モードと互換タブ
- デスクトップアプリケーションの互換性検証支援ツール
- Windows8デフォルトの.Net
- VisualBasic6.0のランタイムサポート
- 仮想化
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互換性への取り組み
- Windows互換センター
- ソフトウェア・デバイスのWindows8やWindows7との互換性を確認できるサイト。
Windows互換センター
- ソフトウェア・デバイスのWindows8やWindows7との互換性を確認できるサイト。
- Windows8アップグレードアシスタント
- パソコンがWindows8のシステム要件を満たしているかどうか、確認できる。
- パソコンにインストールされているアプリケーションやデバイスがWindows8と互換性があるかどうか、確認できる。
- Windows互換センター
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互換性情報サイトとホワイトペーパーのリンク集
Windows互換センター
TechNetライブラリ-Windows8
Windowsデベロッパーセンター
InternetExplorerデベロッパーセンター
Windows8とWindowsServer2012の互換性クックブック
Internet7からInternet8へのアプリケーション移行のポイント
Download Windows8 Enterprise evaluation
Windows8用Windowsアセスメント&デプロイメントキット(ADK)
InternetExplorer10調査報告書(パートナーサイト)
Office2013での互換性
ドキュメントレイアウトの互換性について
マクロ互換性について
Office365 ProPlus/Office2013の展開
Office2013展開ガイド
Officeテレメトリダッシュボード
Office2013 IT管理者向けリソース -
デスクトップアプリケーションの移行
- WindowsXPからWindows7またはWindows8への移行
- 移行の進め方は、Windows7とWindows8で大きな違いはありません。特に、ユーザーアカウント制御(UAC)、フォルダ構造の違いなどに注意が必要です。
- Windows7対応は、Windows8対応への最短ルートです。
- Windows7からWindows8への移行
- Windows7で動作するほとんどのデスクトップアプリケーションは、Windows8でも動作します。
- WindowsXPからWindows7またはWindows8への移行
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互換モードと互換タブ
- Windows互換テクノロジの提供
- 互換モード
互換モードでは、以前のバージョンのWindowsの設定でプログラムを実行できます。Windowsが持つ互換性フィックスのいくつかをパッケージ化したものです。
実行ファイルのプロパティで設定でき、Windows7、WindowsVista、WindowsXPなどのOSが指定できます。 - 互換性タブ
アプリケーションが、Windows8で正しく動作しないとき、手動で互換性設定を選択できます。
実行ファイルのプロパティで、「互換性」タブを選択します。互換モード、画面設定、特権レベルが指定できます。
- 互換モード
- Windows互換テクノロジの提供
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デスクトップアプリケーションの互換性検証支援ツール
- Application Compatibility Toolkit(ACT)
- Windowsアセスメント&デプロイメントツールキット(WindowsADK)のコンポーネントとして提供されます。
- ユーザーアカウント制御(UAC)による影響を検証します。
- OSバージョンの違いに起因する問題の検証と対策を提示します。
- Application Compatibility Toolkit(ACT)
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Windows8デフォルトの.Net
- デフォルトでは、.NET Framework4.5のみが有効です。
- 既存の.Netアプリケーションとの互換性を保つには、.Net Framework3.5の追加インストールが必要です。
- 追加インストール時に通常はWindowsUpdateを利用します。
- 対応方法
- OS展開時のイメージをあらかじめカスタマイズすることで対応します。
- WSUSを利用して管理します。
- アプリケーションを.Net Framework4.5に対応させます。
- デフォルトでは、.NET Framework4.5のみが有効です。
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VisualBasic6.0のランタイムサポート
- VisualBasic6.0ランタイムは、Windows8でもサポートされています。
- Windows8はVisualBasic6.0ランタイムを包含しています。
- VisualBasic6.0IDEも包含し、主要なコントロールやライブラリもサポートしています。
- 32bitランタイムのみを提供しています。
- 64bitOSでは、WOW64を経由して実行します。
- サードパーティ製ライブラリは、サポートしていません。
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仮想化
- Windows8用のMicrosoft Enterprise Desktop Virtualization(MED-V)およびWindowsXP Modeは提供されません。
- Windows8で利用可能な仮想化テクノロジー
- クライアントHyper-V
- Virtual Desktop Infrastructure(VDI)